November 19, 2007

「集団イジメと戦う」(5)服部雄一5

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服部をイジメると

会議の席で吊るし上げられる、

小林と吉田は服部から痛い目にあった、

そんなうわさが学院中に広がると、

集団のイジメはすこしずつ消えていった。




どの講師も私に愛想が良くなり、

私を無視する者はいなくなり、

挨拶もふつうにするようになり、

質問にも答えてくれた。





私への恐怖が講師たちの態度を変えたのだ。

入社して10ヶ月目に平和が来たのだった。

その頃には、私は

集団のイジメでヘトヘトに疲れていた。





ここで万事めでたしと言いたい。


しかし、この話にはオチがある。




組合運動が落ち着いたある日、


社長は私を呼び、


「服部君、組合が協力することになった。

 君には悪いが学院を辞めてもらいたい」

 とニコニコ顔でいった。






私は唖然としたが、

組合が協力すれば私は社長にも組合にも邪魔な存在だった。




小林が私と社長室長をひどく憎んでいたから、

組合が協力する時に、

私たちの解雇を要求したのは間違いなかった。





事実、同じ日に組合派と戦った社長室長も首になった。





(最終回につづく)





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この記事へのコメント

1. Posted by ユミ    November 19, 2007 14:43
きっきたない。(一言感想でした)

余談ですが、インディが狭山心理研究所を設立した経緯も聞きたいです。
2. Posted by バックコート    November 19, 2007 15:30
俺も狭山心理研究所の設立経緯聞きたいな。
組織になびかずに生きてゆくには、それ相当の技術、能力がいる。
インディはそれをどのように身につけていったのか知りたいね。
3. Posted by otan    November 19, 2007 15:33
今日のインディのエッセイを興味深く読みました。いじめに対し、対決姿勢で臨むと、このように組織からはじかれてしまうのが、日本の和もって貴しとする組織の典型的なありようなのではないでしょうか。私はいじめられたら泣き寝入りしてしまいがちだと思いますが、それはこのような仲間から外されるという恐怖心があるからなのだと、今日の記事を読んでつくづく感じました。
4. Posted by 花凜    November 19, 2007 16:22
凄いムカツク話し。理不尽すぎる。どうして何も悪くない人が、辞めなきゃいけないのよ。
と腹たった。先生も腹たった?
続きが凄い気になる。
5. Posted by トモエ    November 19, 2007 16:52
5 すごいわかる。どんなとこでも理不尽なことはあるんだね。

てか、インディ本当にお疲れさまだったね(つд;*)
来週も楽しみにしてる☆

6. Posted by milk    November 19, 2007 21:19
すごくショックです。
イジメって根底には恐れがあるのかな。インディへの恐怖が講師たちの態度を変えたって書いてあったけど、この人達って恐れが行動する基準なの?戦いに勝っても恐れから人と付き合うような人達とは、人間として関係を結んでいくことを期待すること自体無理なのかな。自分自身のことも周りの人のことも傷つけられたら、ココロが痛む、感情がある人間って思ってないのかもしれないから。
7. Posted by milk    November 19, 2007 21:44
ちょっと表現がきつかったかもしれないです。誤解を与えたら、ごめんなさい。自分も含めて、イジメてしまうときってそうなのかなと思いました。
8. Posted by chie    November 19, 2007 21:55
インディは、そんな理不尽な事をされてもショックじゃなかったの?人間不振にならなかったの?そういう事は、社会においてある程度、想定内のことなの?
私は、立場は違うけど…。裏切られた事があるよ。単純に人を信じ過ぎるのかな。初めから疑ってかかりたくないの。でも裏切られたら、悲しいしショックです。これも1つの勉強なんだなって思うけど、辛い時は辛いんだ。
どうしたら、インディみたいに強くなれるの?
9. Posted by インディ    November 19, 2007 22:20
すごくショックです。イジメって根底には恐れがあるのかな。インディへの恐怖が講師たちの態度を変えたって書いてあったけど、この人達って恐れが行動する基準なの?戦いに勝っても恐れから人と付き合うような人達とは、人間として関係を結んでいくことを期待すること自体無理なのかな。
-----------
私をいじめた人たちには良心とか、善悪とか、人間らしい感情があるとは思えなかった。だから、私も彼らをまともな人間とは考えず、恐怖で動く「牛の群れ」として見ていた。もちろん彼らを自分の友人にするつもりは無かった。ともかく、自分がない人たちだった。今でも思うが、彼らは恋愛とか、自分の子供を健康に育てるとか、人間らしい営みをする能力があるのかしら。。。。

10. Posted by インディ    November 19, 2007 22:32
インディは、そんな理不尽な事をされてもショックじゃなかったの?人間不振にならなかったの?
ーーーーー
ショックではなかった。社長の行動はむしろ彼らしいと思った。彼は調子がいいだけで誠実さのない男だった。小林も彼らしい卑劣な行動をした。社長も小林も人間としても、男としても、社会人としてもクズのような奴だった。彼らに期待してなかったので傷つく事はなかった。

だからクビになったときは、「やられた!」と思って、自分の馬鹿さかげんを笑ってしまった。最終回で紹介するが、私はこの職場に嫌気がさしていたので、むしろ気持ちがせいせいした。

人間不信にならなかったのは、私をサポートする妻がいたこと、日本にもアメリカにも良き友人がいたことです。信頼できる人たちを知っていたので、J学院の人たちはくだらないと思った。
11. Posted by インディへ    November 20, 2007 10:35
インディは理不尽なことに対しては必ず戦うの?自分のこと、家族のこと、それから前の記事(コメント)では通りすがりの人を助けたでしょう・・。
それから、組織に対してとか、社会に対して、戦うか戦わないかは何を基準に決めるのですか?

いじめで「くたくたになった」けど、「傷つくことはなかった」ってすごいな〜。私は傷つく自分が弱すぎると感じる。

12. Posted by 花凜    November 20, 2007 11:40
どうして腹が立たないの?諦めもないし、コメント読む限りではスッキリ感もある。
私だったら腹がたって、文句言わずにいれない。

小林やらがやった事は報復ではないの?
どうして悪くない人が被害にあわなきゃいけないのよ!と腹が立ってしかたない。

やるべき事はやったから?報復されて悔しいとかに、なんでならないの?
13. Posted by 花凜    November 20, 2007 11:44
あ、、もしかして理解者がいたから?
信じてくれてる人が存在してるから腹たたなかったのかなと思った。
14. Posted by ume    November 20, 2007 12:06
 私はどこかで自分の目上の人には
立派な人間でいてほしいと思っているから、こんなことを一緒になってする上司や先輩を許せないと思ってしまうだろう。

 これはまだこういう人たちに期待しているということなんだろうな〜。
15. Posted by バックコート    November 20, 2007 12:33
「我も人なり、彼も人なり」
他人の人生を生きるのは終わりにしよう。
自分で船をこいでゆこう。
16. Posted by milk    November 20, 2007 22:49
小林とかこういう卑劣な人達には、自分の気持ちを事実として「伝える」ことに的を絞って戦い、「わかってもらう」こと「理解しあう」ことを求めて戦っても無理ってことだよね?
私は、自分が頑張れば相手も変わってくれるかもってどこかまだ相手を人間って思って期待しちゃうよ。私は相手を変えれないし相手は変わらない、まともな人間じゃないって割り切らないと傷つかなくてもいい傷を負うんだね。自分がないせいもあるのかな。
17. Posted by インディ    November 21, 2007 03:51
小林とかこういう卑劣な人達には、自分の気持ちを事実として「伝える」ことに的を絞って戦い、「わかってもらう」こと「理解しあう」ことを求めて戦っても無理ってことだよね?
ーーーーーー
そうです。人間には色んなタイプがいます。小林のような人種は話し合っても無駄です。彼は権力や金しか理解しないでしょう。だから彼のような人種には力で立ち向かうしかありません。

しかし、小林の存在によって「すべての人を信用できない」と考えるのも間違いです。良心的で、愛のある人もいるのです。大切なことは「諦めずに信頼できる人を見つける」ことです。
18. Posted by インディ    November 21, 2007 03:57
インディは理不尽なことに対しては必ず戦うの?自分のこと、家族のこと、それから前の記事(コメント)では通りすがりの人を助けたでしょう・・。それから、組織に対してとか、社会に対して、戦うか戦わないかは何を基準に決めるのですか?
ーーーーー
理不尽と感じた時はいつでも戦います。決して諦めない。色んな戦い方や抜け道を考えます。それは自分の尊厳を守るために大切です。

私は自分が正しいと判断することを、いつでも実行するようにしています。他人がどう思うかは関係ない。しかし、それが自分を尊敬する根拠になっている。そして、それが人生だと思う。

私の経験では、自分が正しいと思う事を実行していると、誰かがついてきます。決して孤立しない。
19. Posted by インディへ    November 21, 2007 08:07
お返事ありがとうございます。
「自分の尊厳を守る」ってどういうことなんだろう。
心の奥底ではいつもこれを求め続けてきたように思う・・。これを守りきれなかったから、いつも悲しくて寂しくて惨めだったように思う。
でも、今は本当の自分が弱すぎて方法論だけでは戦えない・・。
20. Posted by milk    November 21, 2007 21:22
インディ、ありがとう。
「諦めずに信頼できる人を見つける」ほんとそうですね。「すべての人を信用できない」って思うこと間違いってことも。信頼するココロ?なんて私にはあるのかなってへこむときあるけど。
「力で立ち向かう」って、感情で戦うんじゃなくて、理性で戦うってことですか?
感情→感じる。ココロで考える、対応する
理性→判別する。頭で考える、対応する
こんな理解でいいのかな?

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